nano対応商品の開発断念の方針
SHIMURA(シムラ)では Apple iPod nano 3rd　販売決定に至るまで
時間がかかりました。
当社社内では、iPod　nano の次期モデル開発は行なわない方針でした。
前モデルでは　そのユニークな装着方式とデザインに評価を戴き
多くの業界の方々から販売支援を戴きましたが、
残念ながら販売量増加に結びつかず、
深刻な赤字販売商品となっております。

連続赤字の現状
当社は　このMetal Jacket事業を始め一度も営業黒字がなく
赤字商品またはMetal Jacket事業に対する撤退論も出ている現況で
赤字が予想されるiPod　関連商品　の新規開発を行なわない
方針でおりました。

デザインの迷い
iPod nano 3rd が発表され、　デザインとして
従来のスライド方式と　iPod classic　でのヒンジ方式との
比較検討をしており、ヒンジ方式は価格が高くなる事から
作るならスライド方式をデザイン的に考えておりましたが
販売をしないという事で詳細設計には入りませんでした。

iPod touch　の開発が　きっかけ
一方　iPod touch　の開発検討と　今後の他商品の開発にあたり
ヒンジ方式の予備試作を行なう事になり
様々なアイデアの試作を行ないました。
そして非常に良い結果を得る事になりました。
iPod touch　では価格的に高くなる事で未だに
本格試作に入れない状況です。

iPod nano 3rd　試作開始
一方 小型のiPod nano 3rd　では　１万円以下の
商品価格が設定できる事から、
このヒンジ方式で 本試作を実施する事になり
今回の発表につながりました。

試作の繰り返し
幾度か商品の試作をくり返し、最も良い条件を探り当て
発表時から良い出来の完成度を作り上げる事が出来ました。

技術の蓄積
これは　すでに販売済みのiPod video　から受け継いだノウハウであり
パソコン用Power Guard　からの技術の蓄積によるものです。

今後のより良い商品開発への道を！
今後もこれらの技術を活かしたすばらしい商品を開発していければと
考えておりますが、
事業である以上、またスタッフの生活を考えれば、趣味で製作して行くには
採算上の問題があり、
顧客の皆様の御理解と御購入という御支援が
あって成り立つものであります。
今後ともSHIMURAの商品の御愛顧をよろしくお願い致します。


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